aramakijake(あらまきじゃけ)は、無料で使える検索キーワードのボリューム調査ツールです。
aramakijakeは、Google検索やYahoo検索で検索されるキーワードの推測値を取得できるツールです。
調査できるキーワードは1つずつとなりますが、サイト上から気軽に利用できるため、記事作成の際の検索市場調査などに使用し重宝している人も多いのではないでしょうか。
aramakijakeの検索数の精度は?
このaramakijake(あらまきじゃけ)ですが、GoogleAdwordsの検索キーワードのボリューム調査ツールであるキーワードプランナーの検索数と比べて、どのくらいの精度があるのでしょうか。
キーワードプランナーと同じ精度でしょうか?
それとも異なるのでしょうか?
異なるとすれば、どの程度異なるのでしょうか?
疑問を胸に、さっそくキーワードプランナーとaramakijakeのボリューム数の比較と精度検証をしてみました。
キーワードプランナーとの比較と精度検証
まずはaramakijakeの方で、例としてビッグワードである「スターバックス」の検索数を調べてみました。※数値は全て月間検索ボリューム数です。
Yahoo検索では605,000回、Google検索では495,000回という結果になりました。
今回検証したいのは、あくまでGoogle検索なので、Yahooの検索結果はここでは一旦無視することにしましょう。(参考程度で。)
続いて、キーワードプランナーで「スターバックス」の検索数を調べてみました。
結果は、aramakijakeの方が495,000回。
キーワードプランナーの方が450,000回となりました。
同じキーワードでも、分析主体が異なれば結果も変わることが分かります。
aramakijakeがどのような数字の表し方をしているのか不明ですが、キーワードプランナーの方は過去1年間分のデータから平均を求めた数値なので、そのあたりの数字の表し方の違いも検索数の結果に影響しているかと思います。
同様に、その他のキーワードでは精度はどうでしょうか。
次いでaramakijakeの方で「ビジネスメール 挨拶」の検索数を調べてみました。
続いて、キーワードプランナーで「ビジネスメール 挨拶」の検索数を調べてみました。
結果は、aramakijakeの方が1,431回。
キーワードプランナーの方が1,300回となりました。
aramakijakeの方が若干数字が大きいことが分かります。(この傾向は今回の調査全体を通して言えることになります。)
下記に、2つのツールで検索数の結果の違いと、どのくらい結果が乖離しているのかを、キーワードプランナーを基準とした「差」として表にまとめました。
No. | キーワード | 語数 | aramakijake | Googleキーワードプランナー | 差 | |
---|---|---|---|---|---|---|
Yahoo | ||||||
1 | スターバックス | 1 | 605,000 | 495,000 | 450,000 | +10% |
2 | ビジネスメール 挨拶 | 2 | 1,560 | 1,431 | 1,300 | +10% |
3 | ブログ おすすめ | 2 | 21,720 | 19,910 | 18,100 | +10% |
4 | excel 関数 | 2 | 36,410 | 29,790 | 27,100 | +10% |
5 | 素材 フリー | 2 | 11,880 | 10,890 | 6,600 | +65% |
6 | 大阪 賃貸 マンション | 3 | - | - | 1,600 | - |
7 | メンズ 脱毛 大阪 | 3 | 1,144 | 1,056 | 720 | +47% |
8 | 引越し 手続き 運転免許 | 3 | - | - | - | - |
9 | 鮭 弁当 おかず レシピ | 4 | - | - | 50 | - |
10 | フジテレビ ドラマ 再放送 リクエスト | 4 | - | - | 50 | - |
【結論】aramakijakeの精度は高い
以上の事から、(キーワードにもよりますが)比較的精度は高く、概ね検索ボリューム数(精度)がキーワードプランナーと同程度です。
ただ、1部のキーワードで大きく乖離していたり、場合によっては表示されないこともあるようです。
キーワードプランナーであれば検索ボリューム数が50回/月間程度のキーワードは、ちゃんと「50回/月間」と表示されますが、aramakijakeでは「データが見つかりませんでした」と表示されないことがあります。
従って、スモールワードでの検索ボリューム数調査はaramakijakeだと難しい場合がある一方、キーワードプランナーであれば10回/月間最低程度の検索ボリュームがあれば結果として表示されますので、スモールワードまで含めた細かい戦略を練る場合にはキーワードプランナーが必須ということになります。
また、全体的な傾向としては、aramakijakeの方が少し数値が大きいということが挙げられます。
キーワードプランナーとaramakijake、どちらが信頼できる?
信頼の置けるのはやはり精度の高いキーワードプランナーの方でしょう。
何と言ってもGoogle検索サービスを提供しているGoogleのツールですから、その検索ボリューム数の根拠となるデータは保有しているでしょうし、その信頼性は確固たるものがあります。
一方でaramakijakeにも使用価値があります。Yahoo検索の検索ボリューム数調査はキーワードプランナーでは調べるすることができませんし、また、もしキーワードプランナーがリスティング広告未出稿の制限版(無料版)だった場合、検索ボリューム数「10~100回/月間」などおおよその数字しか知ることができません。
無料版でも無いよりは良いですが、調査としては不十分な場合も多いでしょう。
そういったときにaramakijakeであれば無料ですし、具体的な検索ボリューム数が分かるというキーワードプランナーに準じた使い方ができるのは大きなメリットです。
「aramakijake」と「キーワードプランナー」。
2つのツールを上手く使い分けて、検索市場の調査に役立てたいですね。